外反母趾の急性期は痛み止めやステロイドを使用したり、電気治療をおこなったり、テーピングを施したりすることが一般的です。
しかし、痛みが出ている場所だけを見ていると、外反母趾を根本から治療することはできません。
外反母趾の根本的な原因は姿勢と、歩き方、靴によって引き起こされるので身体全体と環境を整えることが重要になります。
もちろん、姿勢が悪くなると必ず外反母趾を発症するわけではありません。遺伝的に足の靭帯が緩かったり、過去の怪我が起因し外反母趾になりやすかったりします。
ただ、不良姿勢によって、外反母趾にともなう症状を悪化させます。
外反母趾の症状を悪化させる姿勢の最たるものが猫背です。骨盤が後ろに傾き、顔を前に突き出した状態になると、股関節が外側へと回旋し、体重が足の外側にかかります。
そのような状態を続けることで、足の親指側の筋肉をうまく使えなくなり、足底アーチ（いわゆる土踏まず）が失われていきます。
その結果、外反母趾にともなう症状がひどくなってしまうのです。また、姿勢が悪くなると、歩き方にも悪影響が出てしまいます。
その状態が続くことにより外反母趾が悪化していくのです。
次回に続く
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